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特集vol.1
シワやシミの原因が皮膚を触りすぎることにあった!
  • 男性と女性の肌 その違いはいったい何?

    私は男性です。ただ、普通の男性とちょっと違うところは、皮膚科開業医であり、美容皮膚科外来をやっていることです。だから男でありながら女性の「悩み」に細心の注意を払う立場にいます。何万人もの女性皮膚病患者を診療してきました。いろいろな皮膚のトラブルを整理してきましたが、ある面白いことに気がつきました。それはトラブルというより、女性患者特有の悩みといったほうが良さそうです。

    そこでクイズです。
    皮膚の問題で、男性と女性の最大の違いは何だと思いますか?お化粧する?しない?でも最近は男性もお化粧しますよ。洗顔回数でしょうか?いやいや男性でもよく洗うヒトいますよ。ニキビが多い?イヤイヤそんなに差はないですね。
    正解は「皮膚に触る回数」です。
    電車の中でお化粧をする女性…見たことありますよね。私は女性のお化粧する姿を逐一観察しています。個人差はありますが、10分足らずの時間で100回以上は触っています。これは、男性にはちょっと考えられません。皮膚に触ること、一見なんでもないことのように思われますが、やりすぎると大変なことになります。

  • 皮膚を触りすぎるとシミができる!

    実は、皮膚を触り続けるとシミができるのです。皮膚科では「摩擦による色素沈着(シミ)」というれっきとした病気があります。ナイロンタオルで背中を毎日ゴシゴシ擦っているとうっすらとシミができてきます。黒くなればついでに有害な紫外線をブロックできます。発癌の危険性も少なくなります。これはみな、人間の遺伝子、DNAという設計図によるものです。まことに都合よくできています。

    一方、顔はどうか?絶えず紫外線の影響を受けるので、それを防止しようとします。黒くなって紫外線を遮断しようとする意欲が盛んなのです。顔は黒くなってもいいとカミサマは判断したワケですね。日光と「擦る刺激」という異なる作用ですが、結果は同じ「皮膚のシミ」なのです。

  • うっすらとした「くすみ」で悩んでいる女性達に!

    そうです。女性特有のトラブルとは「何となく顔面がくすんでいること」なのです。最近になって「日に当たるとシミが増える」という啓蒙宣伝が効果を発揮してきているようで、女性はあまり日焼けをしないようになりました。そのためか、うっすらとした「くすみ」が浮き出てきたのです。ただ、シミのできる部位は顔の中でも「バラツキ」があるらしく、目の周り、鼻のテッペンはあまり黒くなりません。頬や額の両側などはテキメンに黒くなります。これらのシミ、実は男性にはあまり「悩みごと」にはならないようです。もっとも男性の場合、顔全体が日焼けしていてその黒さの方が目立つのであまり気にならないのかも知れません。

  • 洗顔で皮膚を傷つけている場合があるので注意して!

    皮膚科の医師はニキビの患者に「顔を洗いなさい」と言います。でもニキビが良くなるどころか皮膚を傷つけているような患者さんがあまりにも多いですね。そうするとシミの予備軍をつくっているようなものです。ニキビができているからといって、ゴシゴシ擦るのではなく、泡で包み込むように洗ってほしいものです。

    また、お顔のお掃除はフォーミュラBなどの「洗顔パック」が実は理想的です。触る回数が減りますし、ある程度の「毛穴掃除」もできるからです。洗顔にはくれぐれもお気をつけください。